No.508 / BOB DYLAN 前夜祭......2


参照:No.507 / BOB DYLAN 前夜祭......1 - Outsider Records!



7:00PM 少し前に会場に着くと人がパラパラと集まっていました。
でもまだ5人位です.....
しかもかなりマニアックな人ばかりです。



ステージの机の上にはボブ・ディランに関する大量の書籍やCDの山。
さらに Mac にアンプにターン・テーブル......


ちょっとした音響機材トラブルがありましたがほぼ定刻どうりに始まりました。


「こんばんは...音楽評論家の小川真一です。」


あれ〜っ???
さっき丁寧に駐車場を教えてくれたオジ様だ〜っ???
完全にここのマスターと勘違いしていました。
後で話をして発覚したのですが、小川さんは豊橋在住なのだそうです。
てっきり東京の方だと勘違いしていました〜♪
どうりで豊橋の街に詳しい訳だ!



実は前日に Outsider Records! のブログで youtube の演奏を観てくれていて、最初に駐車場を聞きに来た時にすぐに私だと解ってくれたのだそうです。


さすがブログと youtube の力を思い知らされました。
この前も Nancy のライヴで初対面なんだけどお互いが Outsider Records! のブログで顔を確認しているので以前からの知り合いの様に気楽に話しているのを見て笑えてきました〜♪


最近の合い言葉.......


「はじめまして〜!でもブログで顔知っています....」(笑)


小川さんのボブ・ディラン初体験はラジオで、
最初に買ったレコードはシングル盤で、日本コロムビアCBS音源を配給していた時代のA面が「ライク・ア・ローリング・ストーン」、B面は「風に吹かれて」だったそうです。



小川さんによると「何故、ディランのシングルを買ったかというと、PP&Mが歌っていた「風に吹かれて」のオリジナルということもあるけれど、曲が長いのが魅力だった。「ライク・ア・…」だけで6分強。AB面合わせると、シングル2枚分に相当する。でも値段はシングル1枚分、この“お得感”に釣られて買った(笑)。誰も書かないけど、こんな不埒な理由で手を出した人は多かったはずです。」だそうです....(笑)


この後はディランの出身地だとか、ディランに影響を与えたウッディー・ガスリーの話......
色々な珍しい音源や映像を次から次へと披露してくれました。



その後ゲストコーナーです。
超ディランマニアの「EAST ORANGE」のタカオさんと小川さんの対談があったり、


特別スペシャル・ゲストで、いとうたかおさんがフォークギターの弾き語りで
日本語訳の " I Shall Be Released " を歌ってくれたりしました。


染みた........


ちなみにこの Guild F-30R は小川さんのギターだそうです。



今回の私の収穫は2冊の書籍でした。


1冊は
「Baby, Let Me Follow You Down: The Illustrated Story of the Cambridge Folk Years」(Univercity of Massachusetts Press)という洋書で、ディランがグリニッジ・ヴィレッジに辿り着いた60年代のフォーク・シーンや当時の雰囲気がよく伝わってきます。
ボブ・ディランのバックでテレキャスターを弾くマイケル・ブルームフィールドの写真がカッコ良かったです。


でもう1冊は
「グリニッチヴィレッジの青春」という当時ディランの恋人だったスージー・ロトロが書いた書籍です。


1963年リリースのアルバム「The FreeWheelin'」のジャケットで雪の積もったニューヨークの街をディランの腕にしがみつき幸福そうに歩いている有名なあの女性です。


この書籍が発売されていたのは知っていましたが未購入。
長年疑問だったアメリカ北部のヒビングと言うど田舎出身のディランがあっという間にニューヨークのフォークシーンで伸し上がって行った謎....?
何と!この都会っ子で頭が良く、美人で、政治的な関心を強く持つイタリア系女性にヒントがありそうです.....


早速この書籍購入して読んでみようと思いました。
やっぱり女か〜〜〜っ!!!


その後トラヴェリング・ウィルベリーズなどの話 etc.を挟み約3時間程でディランの歴史は終了〜♪


終了後小川さんから声を掛けて戴き youtube で弾いていた私の Gibson J-160E の話で盛り上がり、再会を約束して帰路につきました。


非常に色んな発見や出会いがあり BOB DYLAN の公演前夜祭には最高の一夜になりました。


小川真一さんありがとうございました〜♪
次回も参加させて戴きますっ!