No.534 / NINA SIMONE / HERE COMES THE SUN


帰宅すると大好きなダンボール箱が届いていました.....
来た来た〜っ!
ついにこのアルバムが聴けるっ!
久々だ〜っ!
20年以上振りかもね.....

Photo:Kinoken


これこれっ!
このジャケット!
あれ〜っ?紙ジャケだ....!
ちょっと嬉しい。


NINA SIMONE/ニーナ・シモンの「HERE COMES THE SUN」



Photo:Kinoken


このアルバムは中学2年の時、実家の近所の長谷川レコードへ行った時掛かっていました。


いつもの様にビートルズの棚を一通り全て観ているとある曲が流れて来ました....
その瞬間金縛りの様になりその曲に聴き惚れてしまったのでした。


逢った瞬間一目惚れ.....


じゃないですけど正にその曲に包まれ体が動かなくなってしまったのです。


その曲とは?


" Mr. Bojangles / ミスター・ボージャングル "



Photo:Kinoken


永遠にこの時が続けば良いと思う瞬間って時々ありますよね?
幸せで夢かも?.....夢でも良いから...醒めないで!.....って感じ?


まさにこの楽曲という子宮に包まれて守られていたい....という感じでした。


しかしその瞬間も この曲、A面の終わりと共に終焉を迎えました。.


我に返り、いてもたってもいられず、長谷川レコードの店主(トクさん)に駆け寄り聞きました。
「今の凄い良い曲って何?誰?」


トクさんはこれだよ!って感じでベージュ地に太陽の様なグラデーションのデザインのアルバム・ジャケットを渡してくれました。


ニーナ・シモン....?


裏ジャケットを観ると黒人の若い女性が品よく手を組んで写っていました。
「女の人なんだ!あれっ?1曲目に Here Comes The Sun って書いてある?...ジョージの?」
彼女のハスキーな声できっと男性だと思っていたのかもしれませんね。


トクさんは A 面を最初から掛け直してくれました。
多分さっきはアルバムの途中に入店したので聴き逃したんだと思います。


まさに1曲目はビートルズの " Here Comes The Sun " でした。
すごく新鮮なアレンジでした。


2曲目も凄く良い曲....." Just Like A Woman " ....メロディーが凄く奇麗でした。
多分この時が BOB DYLAN / ボブ・ディランのメロディーをまともに聴いた最初だったのかもしれません。


" O-O-H Child " 3曲目もまたまた素晴らしいメロディーでした。


そして問題の4曲目.....
" Mr. Bojangles "
またしてもこの曲の心地良さに包まれ同じ感覚が再現されました.....


A 面が終わった瞬間凄く幸せな気分でトクさんに「このニーナ・シモンの LP ください〜♪」
と伝えました。


Photo:Kinoken


つづく.....