No.2150 / インドの偉大な巨星逝く.....


ビートルズ...
特にジョージ・ハリソンと親交が深くシタールの師匠でもあったラヴィ・シャンカールさんが亡くなったそうです。
先日の 12/8 のジョン&ジョージ追悼ライヴで我々はシタールを入れて演奏したばかりのこの訃報.....
何か不思議な感じがしました。
こうしてどんどんビートルズの関係者が亡くなって行きます。
ポールやリンゴがまだ現役で頑張っていてくれる事をありがたいと思います。


合掌...



インドの伝統的な弦楽器シタールの世界的奏者で、グラミー賞を3度受賞したラヴィ・シャンカールが、現地時間の11日に米カリフォルニア州の病院で死去した。享年92。ザ・ビートルズにインスピレーションを与え、メンバーのジョージ・ハリスンが「ワールド・ミュージックのゴッドファーザー」と呼んで師事したシャンカールは、ノラ・ジョーンズの実父でもある。


複数の報道によると、シャンカールは先週に心臓弁置換術を受け、11日にカリフォルニア州エンシニータスにある自宅近くの病院で亡くなったという。6日(アメリカ時間)には最新作『The Living Room Sessions Part 1』が、2013年2月に発表される第55回グラミー賞の最優秀ワールドミュージック・アルバム賞にノミネートされたばかりだった。


1920年にインドで誕生したシャンカールは、13歳でシタールを学び始めた。米「ロサンゼルス・タイムズ」紙によると、1950年代は映画音楽を通じてインドの伝統的な音楽を世界に広めることに貢献したといい、後に映画『ガンジー』(1983)で、アカデミー賞のオリジナル作曲賞にノミネートされている。


また、ザ・ビートルズに多大な影響を与えたことでも知られ、バンドは1965年にシタールの演奏を加えた「Norwegian Wood (This Bird Has Flown)」を発表した。メンバーのジョージ・ハリスンとの友情は、彼が2001年に死去するまで続いたという。


シャンカールが奏でる独特の音色はロック・シーンに革命をもたらし、ザ・ローリング・ストーンズからキンクス、バーズまで、多くのバンドがインド音楽にインスパイアされたサウンドを作品に取り入れた。


2003年に開催された第45回グラミー賞で8部門を受賞したシンガーのノラ・ジョーンズは、シャンカールとニューヨークのプロモーター、スー・ジョーンズの間に1979年に誕生した。ノラは2009年のインタビューの中で、幼い頃から父親がシャンカールであることは知っていたものの、9歳までほとんど会うことがなく、その後、再び18歳になるまで疎遠だったことを明かしている。


「父親がすごく有名な人で、でも自分はほとんど会えないという状態にあると、あまり人には話したくないものよ」とノラは少女時代について振り返った。だが、18歳になった時に自らシャンカールに連絡を取り、その後は近しい親子関係を築いていたという。


米「ピープル」誌によると、ノラは父親の訃報を受け、「パパの音楽は何百万人もの心の琴線に触れました。彼の死は、私や世界中の音楽ファンから非常に惜しまれることでしょう」とコメントしたという。


シャンカールにはノラの他に、シタール奏者で作曲家の娘、アヌーシュカ・シャンカールがいる。生涯を通じて2人の娘と3人の孫、4人のひ孫に恵まれた。
(MTV News)