1枚の写真を友人が送ってくれました。
Abbey Road Studios,London,Sept 64
と書いてあります。
1964年の9月のロンドンはアビー・ロード・スタジオ.....
レコーディングを行ったのはは 9/29 と 9/30の2日間だけ。
9/29.....
「Every Little Thing」(第1〜第4テイク)
「I Don't Want To Spoil The Party」(第1〜第7テイク)
「What You're Doing」(第1〜第7テイク)
9/30.....
「Every Little Thing」(第5〜第9テイク)
「What You're Doing」(第8〜第11テイク)
「No Reply」(第1〜第8テイク)
現在最新の資料によると2日間で以上の4曲をレコーディングしたことになります。
自分の持っている写真で 9/30 にリンゴ・スターが
「Every Little Thing」でティンパニーを叩く写真があります。
その写真でスタジオの隅でジョン・レノンが同じサングラスで同じ水玉のボタン・ダウン・シャツを着ています。
Abbey Road Studios,London,30/Sept 64
ジョンが2日間同じシャツを着ていない限りこの写真は 9/30 と言う事になります。
「Every Little Thing」は 9/29 の第4テイクがベストとなり、
そこに 9/30 オーバー・ダブしたからとりあえず外し...
となると....
「What You're Doing」 か?
「No Reply」
のレコーディングで使用したGibson J-160E の写真と言う可能性が出て来ました。
ジョンの1本目の J-160E(ワンリング) は1963年の暮れに盗難に遭っているので2本目の J-160E (写真はWリング)と言う事になります。
1962/9/10/Rushworth's Music Houseで初めて!?(疑!)
J-160E を受け取るジョンとジョージ!とされるヤラセ画像!(笑)
参照:No.40 / GIBSON J-160E/ギブソン その5 - Outsider Records!
この時点ですでにサウンド・ホールの上が削れて塗装がはげて木の部分が出て白くなってます。
たった1年足らずでここまで塗装がはげる程
ジョン・レノンのストロークは激しかった事を物語っていますね。
実際自分でも練習やライヴで J-160E を使用し始めてわかった事がいくつかあります。
レコードやCDを聴いているだけの時はわからなかったんですが、
ジョンのあのストロークの音を出すにはちんたら品良く弾いていてはあの音が出ず、
ベッコウのピックを使い、
右腕の肘から先をしっかり振り、
手首で強弱を調節してはじめてあの歯切れの良いジャカジャカ感が再現できます。
当然サウンド・ホールの上に新たなピックの傷も増えました。
でもあのなかなか鳴らなかった J-160E が本当に弾けば弾くほど良い音になってくるのが実感できます。
50年前のギターですが未だに進化するんですよね!
たった1枚の写真からこんなに想像力を掻き立てられて....
あ〜〜〜っ!楽しい〜〜〜っ!幸せ〜〜〜っ!
これだからビートルズとギターはやめられまへんな〜〜っ!
ちゃんちゃん!