No.1234 / Silly Love Songs



1976 年....
当時、中学の頃1枚のアルバムが出ました。


「WINGS AT THE SPEED OF SOUND」


当時ポール・マッカートニーはウイングスを率い飛ぶ鶏を落とす勢いで、前作の 「Venus and Mars」が凄く気に入って聴き込んでいましたので期待に胸を膨らませ長谷川レコードへ行きました。



裏ジャケットを眺め、
「ポールってヒゲが濃いな〜っ!」とか思いながら連続写真の表情を真似しながら早速ターンテーブルにピカピカの LP を乗せました。



Side A は比較的地味で落ち着いた " Let 'Em In " から始まり、1発で気に入った " Beware My Love " はあったもののデニー・レーンやジミー・マクローチがリード・ヴォーカルをとったりして比較的地味な印象でした。
ジャケットデザインは今回も前回同様ヒプノシスでしたがちょっと安易に思えました。


「いまいちかも?.....」


と思いながら Side B に針を落とした瞬間流れて来たポール節のメジャー7thコードに一風変わったサウンド・エフェクト.....
次の瞬間始まったリッケンバッカー・ベースの独特のランニングにやられ、
カエルの歌の様な " I Love You〜♪ "の輪唱!
更に輪唱が複雑に絡んで来てどんどん重なって行きました。


名曲だっ!


Side A の比較的地味で落ち着いた印象も一気に吹っ飛び、ドラマーのジョー・イングリッシュの歌う " Must Do Something About It " も凄く気に入りました。


その後フィルムの「WINGS OVER AMERICA」を観る機会に恵まれ凄く楽しそうに演奏するポールの姿とトレードマークになった塗装を剥がしたリッケンバッカー・ベースのカッコ良さにやられ、とにかくこの曲を聴くと元気になり、優しい気持ちになる「生涯の1曲」になりました。



是非聴いてみて下さい!
" Silly Love Songs "



どうでしたか?


更にポールが楽しそうに動き回りシャウト!するシアトルはキングドーム公演のライヴ映像もご覧ください!


発売当時のポスターです。