No.18 / ちょっと一服!その11


和歌山在住の「CSでウッズに打たせてやった球児」とその妻さん2人からアンケートが届きました!



では、期待に応えて(誰も期待してないか?)、ビートルズで思い入れ ある10曲

1、まずはオーソドックスに「I Want to Hold Your Hand」。こ の曲かどうかより、中学3年になる時に友人の家で聴いた「Meet the Beatles」に、歌謡曲や「結婚しようよ」なんかのフォークソングとは まったく違う世界に衝撃を受けた。テープに録音し、毎日毎日学校から 帰るとそればかり聴いた。その1
曲目がこれだった。もちろん、ジーン ズのCMで知ったsheLoves Youや、カーペンターズで知ってた Please Mr. Postmanなんかも大好きで、最初にビートルズに触れたとい う点で、1曲というより、アルバム全体という感じ。


2、次は、「Twist & Shout」。シャウトの迫力を全身で感じた のが、まさにこれ。Meet〜に魅せられたのは、この曲があったか らかも。まだ、Rock'n'Roll MusicやMr. Moonlightを聴く 前で、いまも最高のロックボーカルと思っている。


3、自分で最初に買ったのは赤盤。中でもカッコ良かったのは、「A Hard Day's Night」。もちろん、最初のジャーンでワクワクし、「イッ ビッナ〜」で心を揺さぶられ、途中の3連符はガンガン打ち付けられる 感じ。最後のアルペジオはスーッと浮かんでいくようだった。


4、打って変わって「I am the Walrus」。赤盤を聞き始めたこ ろ、同級生が「この曲は変や」と言うのを聞き、「一体どう変なのか」 と買ったのが「Magical Mystery Tour」。家のポータブルステレ オで聞いていると、いきなりギュワーンとなり、その後はテンポが落ち てしまう。「ステレオが壊れた」と
思って、あわてて見てみたが、普通 にターンテーブルが回ってる。「このレコードは不良品? 交換しても らえるかな」。
 翌日、友人に尋ねると、うちと一緒らしい。「途中でこうなるのも音楽なのか!」とビックリした最初の曲。
 ちなみに、社会人になってコピーしたとき、エンディングのコード進 行に改めて感心。いまもとっても好きです。


5、良さがじわじわと分かってきたのは、「Strawberry Fields Forever」。初めて聴いたときの印象はあまりないが、聴き続けている うちにどんどん引き込まれていった。20年ほど前にこれのメイキング CDを手に入れ、アコギバージョンからバンドバージョン、さらに最終 バージョンへと進化する
過程を知り、「アレンジすることで、曲ってこ う変わってゆくんだ」と実感した曲。


6、Magical〜の次に買ったのはWhite Album。レボリュー ションは知ってたし、レボリューションNo.1もテンポが遅いだ け。では、No.9は?と聴き始めた。夜1
1時を過ぎてたのので、 ヘッドフォンで、それなりの音量で聴いていた。すぐに、頭の左右を「No.9 No.9 No.9...」と声が行き交う。 聴いていて頭の中がグルグル回って気分が悪くなってきた。「何や、こ れ!?」。初めて、前衛音楽に触れた夜だった。


7、ギターで必死に練習したのは「Blackbird」。高2のころ、音楽雑誌に載った弾き方を見て取り組んだ。ギターが出す音と、声とで 和音が完成する。そんな組み合わせに感心しきり。ちなみに、弾き方は その後違うポジションを教わり、最終的にポールのライブで確かめて、 やっとポジションが分かった。


8、感心したというか、演奏しようとしてできなかったのは、「Drive My Car」。音楽理論なんか知らないから、聴いているときは別に不思議 とは思わなかったが、大学1年の夏合宿(バトーアントレさんも一緒の はず)で練習するためにギターパートをコピーしていったが、それを バックにボーカルが全然歌えなかった。このメロディーで、ありえない コードだと知った曲。


9、実は、「Come Together」にしようと思ったが、ジョン・レ ノンの「Cold Turkey」を入れた。突き刺すようなギターリフと 鬼気迫るボーカル、それに妖艶なギターソロ。ロックの新境地という気 分に到達した。やっぱり1度でもジョンのボーカルを聴いてしまうと、 その魔術から逃れられない。ちなみに、
一番好きな曲はCome〜か も知れない。


10、最後は「空耳アワー」の先駆け「Yelloe Submarine」。間 奏でのジョンの叫びが、「おっさんの屁ぇこきっぱなし、おっさんの 屁ぇ。おっさん、ビビーバン」と聞こえてくる。しかも、関西弁で。 「こう言ってるよ」と聞いてから、30年以上、そうしか聞こえない。 そう聞こえてこなかったあなた、
きょうから「おっさんの屁ぇこきっぱ なし」ですよ。ちなみに、BBCライブの「Too Much Monkey Business」では、ちょっと書けない空耳アワーがあります。
歌詞を見る と、「on me call」とありますので、想像して!


「CSでウッズに打たせてやった球児」
ビートルズ以外の10曲


1、面白い楽しい歌だなぁと思ったのは、「帰って来たヨッパライ」 (フォーク・クルセダーズ)。小学校低学年のころ、みんなで「お らー、死んじまっただぁ」と歌ってた。高校生になって、最後のお経が ハード・デイズ・ナイトを歌っていると知り、思わずニヤリ!


2、ロックに初めて触れたのは、「スモーキンブギ」(ダウン・タウ ン・ブギウギ・バンド)。最初のリフにカッコいい!と興奮したが、後 になってみれば、なんてことないリフ。でも、何も知らないその頃は、 本当にカッコ良かった。


3、一方、ブルースといえば優歌団。深夜テレビで「パチンコ」を歌う 木村が、いきなりシャウトする姿にビックリ。 しかも、勘太郎のスラ イドギターは、めまぐるしく変わる音のつながりに衝撃を受けた。それは、デュアン・オールマンを初めて聴いたときよりも大きかった。


4、高校の新歓で先輩がやっていたのが、ソー・バッド・レビューの 「最後の本音」。「俺は決して悪い人間じゃない、ただ考えが甘いだ け」という歌詞と、ブラスセクション。おまけにフレットの上を指が自 在に踊りまくるギター。
「高校生になったら、こんなギターを弾く人が いるんだ」と驚いた曲。実は、この曲がソー・バッドの曲と知ったの は、初めて聴いてから10年以上
たってから。ライブのCDを手に入 れ、先輩達がこれをコピーしていたのが分かった。なお、私は関西人な ので、平坂中などの出身の皆さんとは全然違う高校です。


5、衝撃を受けたと言えば、サザン・オールスターズの「勝手にシンド バッド」。何となく日本語とは分かったが、いままでに無い意味不明な 歌詞に新
しい時代を予感させた。翌年、桑田がオールナイトニッポン
ジョン・レノンファンクラブを結成し、申し込んだが、結局会員証と バッジを送ってきただけで、何もなし。あのバッジはどこへいったんだろう。


6、ギターでは、まずクラプトン。最初に触れたのは、ビートルズの 「While my guitar〜」だが、音ではアデランスのCMでやってた LAYLA。イントロのリフに合わせて、かつらをバリバリとはがしてゆく 映像が面白かったが、初めてレイラのアルバムを友人に借り、「あの有 名なレイラとはどんな曲?」と針
をおろした時に、「アデランスの曲や んか〜っ」とずっこけたのを思い出す。


7、次はジェフ・ベック。クラプトンのクロスロードと並び、 BBAの
ジェフズ・ブギーはギター小僧の必須アイテム。でも、リフにし びれたのは、やっぱりBBAの「Superstition」。スティー ビー・ワンダーの跳ねるリフよりもヘビーな感じで、トーキング・モ ジュレーターを使った音は何とも不思議。


8、ちょっと秘密は、ピンクフロイドの「One of these days」。フッチャーのテーマとしてプロレスファンには有名だったみた いだけど、関心のない俺には関係なかった。でも、カナダに住んでいた ころ、イケナイたばこを吸いながら聴
くと、これがイイんだ。次から次 へとピンクフロイドを聴いて、その世界に浸ったもの。これをきっかけ に聴くようになり、いまも狂気(カナダではプリズムと言われてた)や ザ・ウォールなんかは大好き。ちなみに、イケナイたばこはそれから20年以上吸ってませんのでご理解を!


9、高校時代の思い出としては、キャンディーズの「やさしい悪魔」。 ピンヒールでカッカッカと鳴らすところから、ドラムが入ってくるのが いいね。3人のはーもにーも好きだが、間奏のフワフワしたギターがお 気に入り。カッティングも気持ちいいよ。


10、最後は、日本国第一国歌として知られる「六甲おろし」。正式に は、「阪神タイガースの歌」だが、六甲おろしの方が通りがいい。中学 生の頃、朝日放送ラジオの「おはようパーソナリティ中村鋭一です」に タイマーを合わせて起きていて、毎朝、前日のタイガース戦のハイライ ト「田淵打ったー、大きい、大きい、滞空時間の長ーいホームラン」が 流れ、その後、必ず中村さんが歌っていた。初めて甲子園に行ったと き、応援団が「国歌斉唱〜」と声を上げ、その後、六甲おろしを歌ったことで、「これが第一国歌だったんだ」とやっと分
かった。以来、30 年以上、いまだに、毎年球場で歌い続けている曲。
 ちなみに、脳梗塞さんの「燃えよ〜」も85年によく歌いましたよ。 「1番真弓が塁に出て〜、2番弘田が送りバント、3番バースがホーム ラン、4番掛布もホームラン・・・」でしたね。

 なお、みんなが選んでる「さらば涙と言おう」は、3月に終わったN HKの朝ドラ「だんだん」で、これとそっくりの曲がかかってたのが、 気になる。森田健作を千葉知事にするための自民党の策略と思ってた。

 絶対選んで欲しい3曲は、Layla、やさしい悪魔、A Hard Day's Night
(ほんとはI Am the Walrusだけど)でお願いします。



「CSでウッズに打たせてやった球児の妻」
嫁はんにも10曲選んでもらいました。世代がちょっと違うので、目新 しい曲が多いかも。
1、UFO(ピンクレディ):フリが衝撃的! 「地球のオトコに 飽きた」って歌詞もかなり斬新。クラスで目立つには、このフリを覚え ないと!って必死だった。
2、モンキーマジックゴダイゴ):小学生で初めてぜんぶ英語で歌え た曲。
英語で歌えたら、かなりソンケ〜の眼差しで見られたっけ。
3、裏切りの街角(甲斐バンド):姉の影響で中学生で聴いて、大人の カッコイイ世界と思った。
4、My Revolution渡辺美里):私にとって卒業の歌。自分を 変えようという気持ちをかきたててくれる。
5、ワインレッド心(安全地帯):高校時代にベストテンで初めて見 て、釘付けに。これぞ「大人の熱情」って熱唱ぶりにゾクってきた。す んごいフェロモン。嫁さんを何度も変え、いまだにイタい恋愛&結婚してるのも納得できる。
6、MOON(レベッカ):大学のバイト時代を思い出 す・・・。バンドと言えば、ギターマンが仕切ることが多かった時 代、キーボードの土橋が仕切っていたレベッカの音色は新鮮だった。 ノッコの高音にも憧れた。
7、I'm Here(小比類巻かほる):車の中で熱唱したなぁ。
8、Bad Love(クラプトン):ダンナと付き合うきっかけになっ た曲。この曲を私が知らなければ、今の生活はなかったかも? 
9、Englishman in New York(スティング):これぞ大人のセク シ〜♪な男
の人。とにかくカッコイイ。曲もアレンジも完璧!年を重ねるごとに、どんどんセクシーになっていく。私をイギリスへ連れ てって〜! 
10、Hang on to Your Love(シャデー):自分のお金で初めて 買ったラジカセに、視聴テープがついていた。それを高校時代に聴い て、「何、このカッコイイ曲」と思ったけど、誰が歌っているのかわか らなかった。ギターの音が左右スピーカーから揺れて聞こえるのは当時 すごく衝撃的だったっけ。
ダンナと付き合うようになって、シャデーの 歌と分かった。これぞ大人のセクシ〜♪な女の人。とぎすまされたシン プルな音が絶妙。早く活動を再開して欲しいな。