No.30 / GIBSON J-160E/ギブソン その2


で!GIBSON J-160E/ギブソンの続きです!


何かこの角度から見るとGIBSON/ギブソンのラウンド・ショルダーのアコギは
まるでカブトムシみたいだよね〜!
ヘッドのクラウン・インレイはまるで兜みたいだし。
カッコいい〜!
あっ!このブログにピッタリだね〜!なんたる偶然!


前回は天からのメッセージを受けフォーク・ギターを手に入れる方法を思いついた!所でしたよね。


中2の夏休みなぜか磯村君がそのフォーク・ギターを数日貸してくれることになったのです。


理由は全く憶えてないのですが、遂に我が家にレンタルですが初めて
フォーク・ギターがやって来た!YEAH!YEAH!YEAH!


とにかく意味もなくひたすら嬉しくて、磯村君に教えて貰ったHELPのコード・ストローク22歳の別れアルペジオを鉄の音を噛みしめながら弾いていました!


そこへ母親が音に釣られて2階に上がってきました〜!


来た!来た!しめしめ!ひひひ!


母は音を聞くなり「何かいつもより良い音だね〜?あれっ?何かいつものと色が違わないかね?」....


罠にかかった!!!(喜)
待ってました!よくぞ聞いてくれました!その一言が欲しかった!


「うん!同級生の磯村君が貸してくれたんだよ!」
「へ〜?いいのかね?何か家のギターより高級そうだし..」
「大丈夫!すぐに返すよ!」
「じゃあよいけど...」と言い残し亀屋米津の三河巻をお客さんに持って1階に降りていきました。


翌日も朝からギターをこれ見よがしに弾き、母が来ると更にHELPのコード・ストロークは全開にヒート・アップして弦が摩擦で熱を帯び赤く見える程でした。


そしてその二日後...
「あんた!まだそんな高級品を借りてるの?あかんよ!そろそろ返しなさい!」
磯村君まだ良いって言ってたよ!今日電話したもん!」真赤な嘘!(笑)本当は電話してない!
「絶対にだめ!今からすぐに返しておいで!今から亀屋米津の三河巻買ってくるからお礼に持って行ってあげて!」
「でも...鉄の音が...」
「鉄〜っ???家のたっちゃんおじさんから貰ったギターじゃ鉄の音は出んのかね!(怒)」
「ナイロンの音しか出ん!(泣)」
「わかった!私は忙しいんだから!買う!買う!買ってあげる!とにかく人様に迷惑かけとっちゃだめ!今すぐに磯村君に返して来なさい!三河巻きは磯村君のお母さんにちゃんと渡してね!あ〜忙しい、忙しい!」
と1階に降りて行きました。


やった〜!
ラヴ&ピ〜ス!
商談成立〜!
一丁上がり〜!
バンザ〜ィ!
磯村〜!亀屋米津の三河巻〜!
フォーク・ギターゲット〜!


サンバーストのモーリスが届いた中2の暑い夏でした.....


つづく


今回のおまけ!
1964年10月3日にロンドンのグランビル・スタジオで収録されたアメリカのテレビ番組『Shindig!』におけるジョン・レノンギブソンJ-160Eをハーモニカ・ホルダーを付けてボブ・ディランさながら演奏する貴重な映像!
この他にKansas City/Hey!Hey!Hey!Hey!Boysを演奏!
実はまだFOR SALEレコーディング前のライヴ映像というのが貴重なのです! 
映像解説担当:きのけん(Outsider Records!)