No.1056 / The Ed Sullivan Show 2/9 1964.....1


1964 年2月7日、午後1時20分...ザ・ビートルズアメリカのジョン・F・ケネディー空港に降り立ちました。
翌2月8日はニューヨークの CBS でリハーサルを行い、
遂に運命の2月9日を迎えました。
この日は只のイギリスの人気グループから世界 No.1 の歴史に残るロック・バンドへと一瞬に変わった記念すべき日なのです。
その最も重要なきっかけがこのエドサリヴァン・ショーへのテレビ出演です。


運良くこのスタジオ50 に入場出来た観客は728人。
アメリカ全土の2324万世帯、7300万人が午後8時から9時に放映されたこのテレビショーを観たと言われています。
70%を越えた視聴率は一瞬にしてアメリカの最高視聴率を記録しました。
街には急に人通りがなくなり、この時間帯の少年の犯罪件数が過去最低になったとも聞きました。


20歳頃のクリスマス・イヴに西新宿の怪しげなアンダーグラウンドの店からこのショーの今思えばメチャ画質の悪いビデオを入手して友人の家へ行き、ケーキとシャンメリーで乾杯し、興奮しながら何度も何度も繰り返して観た事を思い出しました。
その後DVDも発売され、今ではこんなに簡単に youtube で観る事が出来る様になりました。
成功するためにニコニコしながら良い子ちゃんを演じ、でもその必要性を理解してお互い楽しんでいる彼らの強かな勇姿をご覧下さい。


まずは、番組の前半の
" All My Loving "
" Till There Was You "
" She Loves You "
の3曲をどうぞ!


ここで疑問点です!


この日も 1966 年の日本初来日の初日 6/30 同様半音下げてチューニングして歌っています。
" All My Loving "での最も低い音でポールが少し歌いずらい様に感じるのは私だけでしょうか?.....
たまにビートルズはライヴでこのように半音下げて演奏しますが未だにその謎は解明されません。


しかし風邪でリハーサルに出れなかったジョージですが元気一杯です!
しかしジョージ...何とも長い指ですよね?
" Till There Was You "での運指やコードワーク、柔らかい音を出すためのネック寄りのストロークといい惚れ惚れしますね.....
マイクがオフ気味でジョン・レノンの声が聞きにくくて残念ですが、間髪入れずに" She Loves You "に入る所など何度観てもカッコ良くて鳥肌ものです。
ジョージがグレッチのカントリー・ジェントルマンの音色を変えるため細かくピックアップのノブを切り替える所も見物です。


つづく.....