No.751 / ジョン・レノンとストラトキャスター/JOHN LENNON with Fender Stratocaster 61's


とんでもない写真です!.......


初めて見たときは絶句しました。
かなり以前から所有していましたが、
以前記事で特集した「The Beatles EQUIPMENT STORIES」にも残念ながら掲載されなかったので Outsider Records! のブログで掲載します。
No.727 / THE BEATLES の新刊 - Outsider Records!


なっ、なっ!何と!
ジョン・レノンがステージでストラトキャスターを抱えてポールと歌っています!
なんなんでしょう!この違和感っ!新鮮さっ!感動〜っ!


でも...ステージで!.....
ここが重要ですね。


過去にスタジオでソニック・ブルーのストラトを抱えた写真は腐る程確認しています。

(1965/2月)


20年近く前、サージェントペパーズの録音時期にヒゲに丸めがねでストラトキャスターを抱えるたった1枚の写真欲しさにバカ高い洋書の写真集をカリフォルニアから西尾市に郵送した事もありました。
その写真を確認する以前は白黒写真だったのでこのストラトキャスターの色が何色か解りませんでした。
カリフォルニアのブックストアで見かけたこの写真集で初めてソニック・ブルーだと解ったのです。
嬉しかったですね〜っ!その時は.......

Photo:Kinoken


1965年ビートルズは 8/30 のハリウッド・ボウルのコンサートを終え
10/12 から「ラバー・ソウル / Rubber Soul 」のレコーディングを開始。


ジョンがローディーのマル・エヴァンスにストラトキャスターを2本買って来てくれと頼んだそうです。
特にジョージ・ハリソンはグレッチ・ギターと VOX アンプによるサウンドに飽き始めていたようです。
この時マル・エヴァンスが買って来たのは 61 年製のブラジリアン・ローズウッド(ハカランダ)のスラブボード仕様。
色は淡い水色の「ソニック・ブルー」


特徴的なサウンドは " Nowhere Man " のジョンとジョージによるユニゾンのリード・ギターで聴けます。


しかし「The Beatles Monthly Book」にジョンが1965年2月のセッションでストラトキャスターを弾く写真が確認されているので 2/15 から始まった「ヘルプ / Help」のレコーディングで使われた可能性は大であります。


確かにアルバム「 Help」辺りからギター・サウンドがカラフルになり、違う印象を持ちます。
最近 Outsider Beatles Band でも演奏を開始した " Ticket To Ride " のオープニングのギターの後にドラムのロール後シンバルと同時に(0:04)に入るギ〜ン、ギ〜ンという A の音色なんかストラトキャスターに聴こえなくもないですね。


ジョージのストラトキャスターは別で特集を組みたいと思いますが、ジョンのストラトキャスターは上記の写真でも確認出来る通りサージェントペパーズのセッションで確認出来ますが、その後は確認出来ません。


最初の写真に戻りますが、この貴重な写真は 1965年の12月イギリスツアーでのリハーサル写真。
ジョンが愛器リッケンバッカー325のネックのリペアのためかわりにストラトキャスターを抱えているそうです。
ライヴ本番で使用した記録というか写真は未だ未確認ですが、本当にこんな写真に出くわすとワクワクしますよね!