No.881 / Free As A Bird

1995 年から 1996 年にかけて THE BEATLES の新譜
「 ANTHOLOGY/2CD」が3回に分けて発売されました。


「ANTHOLOGY 1」(2CD)
「ANTHOLOGY 2」(2CD)
「ANTHOLOGY 3」(2CD)



もともとジョン・レノンが亡くなる直前の 1980年に「ビートルズは再結成してライヴを行い、そのライヴはドキュメンタリー・フィルムのラストシーンになるだろう!」と発言したそうです。
そのドキュメンタリー・フィルムの名前は「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」とまで決まっていたそうです。
しかし運命の1980年12月8日で全てはなくなり.....


しかしその後のアンソロジー・プロジェクトで残りのメンバーが集結し、ジョンの1977年の古いテープ(ヴォーカル)に演奏を付けちょっと悲しい再結成が実現しました。


その結果今回の「FREE AS A BIRD」と「REAL LOVE」の2曲が
THE BEATLES の新曲として発表されました。
当然先に発売されたのが今回の「FREE AS A BIRD」です。

Photo:Kinoken


確か1995年のクリスマス頃の寒い日じゃなかったかな?....
最初に聴いた時はこちらの期待が高すぎたのと、いきなりソロ時代を彷彿させるジョージのスライド・ギターに暗く重たい曲調 etc.etc....
に戸惑い冷静な感想を持てなかった様に思いました。


しかしその後「FREE AS A BIRD」のプロモーション・フィルムを観る機会がありその映像の素晴らしさに鳥肌が立ちました。
今冷静に観ると CG の処理など稚拙な箇所が多少ありますがそれでもとにかく非常にビートルズっぽくて素晴らしいです。
リヴァプールやロンドンの街を鳥の視点で移動しながら随所にビートルズが現れる.....
とにかくご覧ください。


こちらはボーナス・トラックとしてジョンのピアノの弾き語りの原曲です。
このヴォーカルを元にポール、ジョージ、リンゴが演奏とヴォーカルを後からレコーディングしたのでしょうね。


FREE AS A BIRD」のCDシングル盤はこの他に未発表の
・" I Saw Her Standing There " のテイク9がフルバージョンで....
・大笑いのミステイクの " This Boy "
・1967年に配布されたファンクラブ用のレコードから
" Christmas Time (Is Here Again)
を収録しています。



Photo:Kinoken