No.384 / SACD ERIC CLAPTON / 461 OCEAN BOULEVARD



大好きなエリック・クラプトンですが、このブログで採りあげるのは何と初めてですね。


クラプトンについては書きたい事が山ほどありますが、
今回のタイトルは「SACD」について述べてみたいと思います。


SACD.... Super Audio CD の略です。


残念な事に今この規格のCDはどんどん市場から姿を消しつつあります。
クラッシックはまだ元気のようですが.....


その理由はこのCDを聴くにはそれ専用の再生機が必要になるからです。


私はDVDオーディオSACD対応のユニバーサル・プレイヤーを使用しています(ONKYO・FR−UN9)。

Photo:Kinoken


簡単に言うと今まで2個のスピーカーから出るステレオの音楽を
映画館の様に自分の回りを囲んだ5個のスピーカーと1個の低音専用の
合計6個のスピーカーから別々の音が出て来て音楽を楽しむ事が出来るのです(サラウンド)。



その差は歴然で平面の絵と3Dの飛び出す絵本位の立体感の差があります。


まず第一に音が非常に良い!(高、中、低音に楽器、歌の分離!)


第二に普通のCD,ステレオのSACD,サラウンドのSACDの3つの音声を選ぶ事が出来る。
その全てが普通のCDより音が良い。


第三にCD部分だけなら普通のCDプレイヤーで再生できる。


以上の理由だけでも全てのCDをSACDの規格にしてもらいたいと思う次第です。

Photo:Kinoken


で!


この ERIC CLAPTON / 461 OCEAN BOULEVARD です。


多分同じアルバムをこれ程たくさんの種類持っているものはないかな?


当然LP、CD、リマスターCD、紙ジャケCD、紙ジャケ違いCD、SACD、デラックス・エディション...etc..


バカだと思いながら少しでも良い音!未発表ボーナス・テイク!などにつられ出る度に買う始末。


でもSACDのテイクを聴いてもう他の同じテイクは聴く必要はなくなりました。


それほど音の厚みや温かみ、楽器やボーカルの分離が全く別物だからです。

Photo:Kinoken


クラプトンのソロ・アルバムの中ではこの次のアルバム(There's One In Every Crowd)が一番好きですが、このアルバムも甲乙付け難いアルバムです。




4年間の薬物中毒、鬱病から復帰し、ワールド・ツアーに出るきっかけになった記念的アルバムです。


復帰ツアーのオープニング曲はチャップリンの 「SMILE」 でしたね。



Photo:Kinoken


ボブ・マーリーの「I Shot The Sheriff」が大ヒットし、レゲエを世界中に認知させる役割も果たしました。


そんな訳でジャケットからも夏に聴くと非常に良く合いますが、
2曲目の「Give Me Strength」
7曲目の「Please Be With Me」
8曲目の「Let It Grow」の影響で秋から冬にかけて聴いても非常に心地よいアルバムですね。


特に7曲目「Please Be With Me」はクラプトンの曲の中でも1番か2番に位置する位大好きな曲です。
彼の作品ではなくカウボーイのスコット・ボイヤーの作品ですが、メロディーの美しさやガラス細工のような彼の優しいボーカル、繊細な音色のドブロによるオープン・チューニング・スライド・ギター.....全てが美しく、優しく、力が抜けていてレイドバックしています。

Photo:Kinoken


ジャケットにこのマークがあればSACD仕様のCDです。



エリック・クラプトン関係では確か....
Layla
「Slow Hand」
が発売していましたね。

Photo:Kinoken


現状では普通のCDプレイヤーで再生できる SHM-CD や Blue-Spec CD に
移行してしまい SACD の前途は真っ暗ですが、音質やサラウンドで聴ける圧倒的迫力と感動から考えると本当に残念でなりませんね.....

Photo:Kinoken


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