No.729 / SHE LOVES YOU


以前 youtube で見つけていましたが音質が悪かったので保留にしておいたのですが、音質アップ版を見つけたのでアップします。


" SHE LOVES YOU "
小学5年生の時に彼らを好きになるきっかけになった大好きな曲です。
No.110 / SHE LOVES YOU ! - Outsider Records!


マージービート1963年のライヴレコーディングと言う事ですが...
多分ドキュメンタリー番組「ザ・マージーサウンド」の事だと思います。
BBC テレビのマンチェスター支局のプロデューサー、ドン・ハワースにより企画・制作されました。


とりあえず観てみましょう。
随所に見慣れたカットがありますよね。


撮影は8月27日(火)の午前9:30。
場所はサウスポートのホートン・ストリートにあるリトル・シアター。


観客のいないステージで
「Twist & Shout」
「She Loves You」... を演奏。


その後グレーから黒の襟なしスーツに着替え、背後にカーテンを引き
Love Me Do」...を演奏。
それが後のプロモーションビデオになりました。
演奏は正規テイクに差し替え。
No.2 / ギター教室 - Outsider Records!


じっくりこの動画を再度観てみましょう!


アングルは
・ステージ全景の4人
・ジョンのアップ(足下にジェリービーンズ投げられるを含む)
・ポールとジョージのアップ
・リンゴのアップ
のカメラ4台かな?


音声はこの時のライヴ・レコーディングだと思われます。
が!
ジョンに比べポールのマイクが離れているのにしっかりヴォーカルが収録されているのが気になりますね?
ひょっとしてライヴ録音したテイクを流して、その音声に合わせて口パク演奏を録画収録したのかもしれません....?
リンゴのわざとらしい笑顔と他のメンバーの緊張感のない演技は観客がいない所で演奏している事は一目瞭然です。
1:35 のジョンの足下に投げられたジェリービーンズもどう考えてもカメラのすぐ近くから投げられたと解る飛び散りかたです(笑!)
さらにこの時だけジョンのマイクスタンドが立ってない!(爆!)


Mark Lewisohn / マーク・ルウィソンの「the complete BEATLES Chronicle 1957-1964」によれば、やはり編集で前日のオデオン・シネマでのライヴで撮影された観客の熱狂する様子が挿入されたとありますね。
観客の歓声もメインの所だけのアフレコでしょうね。


しかし観客なしとは言えこの時期の貴重なライヴレコーディングと言う事には変わりありません。


撮影はその後 8/28,29,30 と場所を変え続けられ、
ジョンの「このブームが長続きするわけない!」etc.のインタヴューや
ポールのメークアップ・シーン、
リンゴの自宅にオープンカーに乗ったジョージが迎えに来てファンにもみくちゃにされるシーン、
リンゴが美容院でずらりと並んだパーマドライヤーをかけている女性達の前を歩くなどの有名な初期を象徴するシーンがまとめて撮影されました。